世界には多くの国があり、多くの通貨が存在します。
FXでは米ドルと日本円など、2つの通貨を組み合わせて取引をしますが、これを通貨ペアと呼びます。
実際に取引をしてみると、通貨ペアは驚くほど多く、約170種類も扱っているFX会社もあります。
これだけ聞くと「種類が多すぎて難しそう…」との声が聞こえてきそうですが、実際には通貨ペアはそんなに多く必要はなく、ごく一部の通貨ペアを見るだけでも問題はありません。
基本はドル・ユーロ・円の世界三大通貨
FXではドルやユーロ、円などのメジャーな通貨以外にも、ニュージーランドや南アフリカなどのマイナーな通貨も取引することもできます。
しかしマイナーな通貨は不安定で情報量も少なく、値動きも荒く予想しづらい傾向にあります。その点、ドルやユーロ、円は情報量も豊富な上、取引コストも安く、有利に取引ができます。
そして何よりFX初心者にとっても馴染みのある通貨でもあると思います。
・米ドル(USD)
世界一の経済大国アメリカの通貨です。まだまだ世界はアメリカを中心に動いていますので、米ドルは世界の中心となる通貨として機能しております。値動きも安定していて情報量も豊富ですので初心者にも取引しやすい通貨と言えます。
・ユーロ(EUR)
ユーロは米ドルに次いで取引量世界第2位の通貨です。ユーロはヨーロッパの多くの国が使用している共同通貨であり、比較的安定した値動きをします。世界第2位の通貨ということもあり、ユーロの値動きがドルや円に影響を与えやすいので、FX初心者にとっては取引することにより為替相場の勉強になります。
・日本円(JPY)
私たちの日本人の使用する日本円は、実は取引量世界第3位の通貨です。日本円はドルとユーロに比べるとまだまだ大きな差がありますが、世界の投資家から見た日本円は、リスクが小さく安定した通貨として認識されている傾向にあります。
FX初心者はまずドル円からスタート
ドル円は値動きが比較的小さく、一時的に偏った大きな動きが出にくいためFXに慣れていない初心者にはおすすめの通貨ペアです。またドル円は日本人にとって最も身近で親しみの深い通貨ペアとなりますので、日本国内では最も情報量が多く、FXを学ぶには最適な通貨ペアです。
実際にFX口座を開設するとその会社が扱う多くの種類の通貨ペアを見ることができますが、その通貨ペアの特徴も知らずにあれもこれも手を出すのは非常に危険です。まずは通貨ペアを限定して相場を学び、経験と知識を得てから他の通貨ペアにもチャレンジしてみましょう。